求心顔・遠心顔のメイク|眉頭と目尻、色を足す位置の選び方
目元が中央に集まって見えるとき、外側に離れて見えるとき。眉頭・アイシャドウ・アイラインの置き方を、外側へ広げるメイクと内側を引き締めるメイクに分けて紹介します。

目元が中央に集まって見える日は目尻側へ、離れて見える日は目頭側へ。求心顔・遠心顔のメイクは、色や線の重心をどちらへ寄せるかで考えると試しやすくなります。眉頭・アイシャドウ・アイラインを全部変える前に、一か所の色の置き方から調整してみましょう。
- 外へ広げたい
眉頭を濃く固めず、目尻へ薄いシャドウと短いラインをつなぎます。
- 内側を引き締めたい
目頭寄りへ少量の中間色。眉頭は毛を残して補い、目尻を長く伸ばしすぎません。
- 一度に変えない
眉か目元のどちらかから。色を足す場所を決めたら、反対側の濃さも見直します。
「求心顔なら外側、遠心顔なら内側」を出発点にする
求心顔・遠心顔は、パーツが中央に寄って見えるか、外側へ広がって見えるかを表す呼び方です。ここでは目元のメイクに絞り、中央の強さをやわらげたい場合と、内側へ少しまとまりを作りたい場合の二つに分けます。
同じ顔でも、眉頭の濃さやアイラインの長さによって見え方は変わります。目を近づける・離すというより、強い色がどこに集まっているかを見てください。中央が強く見えるからといって、目頭の色をすべてなくす必要はありません。
求心顔のメイク:眉頭をやわらげ、目尻へ色をつなぐ
両眉の前端が濃い四角になっていると、目元の中央が強く見えることがあります。描き足す前にスクリューブラシでぼかし、前端の線をやわらげます。足りない毛は細い線で補い、眉頭の間を濃いパウダーで一気に狭めないようにします。
アイシャドウは、黒目の外側から目尻にかけて薄く広げます。外端をこめかみまで引っ張るのではなく、目を開けた状態で目尻のすぐ外へ少し色が見える程度から。中央のまぶたは明るさを残し、外側へ向かうグラデーションを作ります。
- ベースカラーをまぶたへ薄くなじませる。
- 中間色を黒目の外側から目尻へ。外端をぼかす。
- 目尻のラインを短く延ばす。まつ毛際から急に角度を変えない。
- 目頭側の濃いシャドウやノーズシャドウが強ければ、少しぼかしてから全体を見る。
下まぶたへ色を足す場合も、最初は外側へ短く。上も下も長い黒い線にすると、広がりより線の強さが目立つことがあるので、淡いシャドウでつなぐ方から試せます。
遠心顔のメイク:目頭寄りの薄い影と、長すぎない目尻
目元の内側へまとまりを作りたい場合は、上まぶたの目頭寄りへ淡いブラウンやトープを少量なじませます。目頭の一点を真っ黒に塗るのではなく、まぶたの内側に薄い色の面を作るイメージです。
眉頭に毛が足りなければ、毛流れに沿った細い線で少し補います。両方の眉頭を濃い縦線で囲んだり、眉間まで大きく延ばしたりするより、描き足した部分と元の毛の境目をブラシでつないでください。
- まぶた全体に薄いベースをのせる。
- 目頭寄りの上まぶたへ中間色を少量置き、中央へぼかす。
- 目尻のラインは、目の形に沿う短い長さで一度止める。
- 眉頭の足りない毛だけ補い、近づいて描いた後は鏡から離れて確認する。
目頭のラインを足す場合は、肌の上へごく短く。目の中や粘膜まで描かないようにし、まずはアイラインを追加せずシャドウだけで確認する方法でも十分です。
ノーズシャドウとハイライトを同時に強めない
眉頭から鼻の付け根へ濃い影を長くつなぐと、顔の中央がはっきりします。中央を引き締めたいときの選択肢にはなりますが、眉頭も目頭も濃くすると、狙った以上に強い仕上がりになりやすくなります。
まず目元だけを完成させ、まだ内側へ色を足したい場合に、鼻の付け根へ薄い影を少量。外側へ広がりを作りたい日は、同じ場所の影をぼかすところから試してください。鼻筋へ白いハイライトを太く足して濃さを打ち消すと、中央に強い明暗が増えることがあります。
色を替えずに試す、2通りの配分
- 外側へ広げる配分
- ベージュを薄く全体へ。中間のブラウンは目尻側へ多め、目頭側へ少なめ。アイラインは目尻に短く足し、眉頭は薄く残す。
- 内側へまとめる配分
- ベージュを薄く全体へ。中間のブラウンは目頭寄りへ少量置き、外側は淡く。目尻を長く伸ばさず、眉頭の隙間を細い線で補う。
同じパレットを使うと、どの色を買い足すかではなく、今のメイクのどこを動かすかに集中できます。片目だけで仕上げを決めず、眉・両目・鼻筋を一緒に見て調整してください。
境目が濃いときの直し方
目尻を広げすぎたら、清潔な綿棒で外端だけを小さく取り、残った境目をブラシでぼかします。目頭が暗くなったら、反対側の目尻まで濃くして合わせるのではなく、内側の色を少し減らします。
眉頭のぼかしを先に直すと、目元へ色を足さなくても中央の印象が変わることがあります。具体的な描き足し方は自然な眉の描き方を参考にしてください。

